iPhoneでApp Store以外も解禁？iOS 26.2βで“サードパーティーアプリストア”が日本上陸か

Appleが日本のiPhoneでも、App Store以外のアプリストアを利用できるようにする動きを見せています。これは、最新の「iOS 26.2β」で確認された変更点の一つで、欧州に続き日本市場でも“サイドローディング（外部ストア経由のアプリ導入）”が可能になるかもしれません。

なぜ今、日本でサードパーティーアプリストアが話題なのか？

これまでiPhoneでアプリをインストールする手段は、Apple公式のApp Storeのみに限定されていました。しかし、近年はEU（欧州連合）でのデジタル市場法（DMA）により、Appleがアプリ配布の独占を緩和する流れが進んでいます。

今回、日本版iOSのβ版で同様の変更が確認されたことから、日本でもApp Store独占体制が崩れる可能性が出てきました。

海外のテックメディア「GadgetHacks」によると、iOS 26.2βでは設定画面内に「外部アプリストアを許可する」オプションが新たに登場したとのことです。

具体的には、サードパーティー製のアプリ配布プラットフォームを登録し、そのストアから直接アプリをダウンロードできる仕組みが導入されています。これにより、App Storeの手数料（最大30％）を避けた配信や、独自サービス展開が可能になります。

特にセキュリティ面はAppleがこれまで最も重視してきた領域。第三者ストアを許可する場合、アプリ署名や審査基準をどう維持するかが焦点となります。

開発者にとっては、App Store以外でも配信できることで、手数料負担が軽減され、アプリ配布の自由度が拡大する可能性があります。特に中小開発者にとっては、新たな収益チャンスです。

一方で、App Store経由で得られていた「Appleの集客力」「ランキング露出」といった恩恵が減少する可能性もあるため、マーケティング戦略の再設計が求められます。

現時点ではβ版のため、正式リリース時期は未定です。ただし、EUでの対応がすでに進んでいることから、2026年以降の日本版iOSで段階的に解禁される可能性が高いと見られています。

これまで“閉じたエコシステム”として知られてきたiPhoneに、ついに開放の兆しが見えてきました。アプリの入手先が多様化する未来は、ユーザー・開発者の両方にとって大きな転換点となるでしょう。

正式なリリース情報が出次第、この記事でも続報をお伝えします。