ドローンやアクションカメラで知られるDJIが、家庭向けロボット掃除機「Romo」シリーズを欧州市場で発表しました。
高精度なナビゲーションシステム、圧倒的な吸引力、そして透明デザインというユニークな外観で注目を集めています。
家電業界でも“DJI品質”が通用するのか、注目の新カテゴリです。
■概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | DJI Romo シリーズ(Romo P / Romo A / Romo S) |
| メーカー | DJI(大疆创新科技) |
| 価格 | Romo P: €1,899/Romo A: €1,599/Romo S: €1,299(約¥210,000〜¥310,000、1 €=¥165換算 2025-10-29時点) |
| 発売日 | 欧州で2025年10月下旬より順次出荷開始 |
| 販売地域 | 欧州(米国・アジアでの発売は未定) |
| 主な仕様 | 吸引力25,000 Pa/魚眼カメラ+LiDARナビゲーション/AI障害物回避/自動ゴミ収集ドック対応/床用消臭機能搭載 |
| ソース | The Verge (2025-10-29) |
主な特徴
- デザイン性:Romo Pは内部構造が透けて見える「透明ボディ」、Aは半透明、Sは白。家電というよりも“ガジェット”としての存在感を重視。
- 吸引性能:最大25,000 Paの吸引力で、同クラス製品を上回る数値。カーペットやペットの毛にも対応。
- ナビゲーション:魚眼カメラ+LiDAR(光検出・測距)によるハイブリッドマッピングで、暗所でも正確に走行。
- AI認識:家具やケーブルをAIが識別し、巻き込みを防止。
- ドック機能:自動ゴミ収集と床面除菌・消臭機能を搭載。
⚙️ 仕様(主要スペック表)
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 吸引力 | 最大25,000 Pa |
| ナビゲーション方式 | LiDAR+魚眼カメラ+AIマッピング |
| バッテリー容量 | 非公開(推定5,000 mAh前後) |
| 稼働時間 | 約120〜150分(推定) |
| ドック機能 | 自動ゴミ収集+消臭/除菌対応 |
| 通信機能 | Wi-Fi 2.4/5 GHz、スマホアプリ制御対応 |
| 本体カラー | 透明(P)/半透明(A)/白(S) |
💶 価格と発売日
欧州市場では2025年10月末から順次販売開始。
価格は以下の通り:
- Romo P(透明モデル)…€1,899
- Romo A(半透明モデル)…€1,599
- Romo S(ホワイトモデル)…€1,299
現時点で米国・日本市場での発売計画は発表されていません。
競合比較
| 製品 | メーカー | 価格帯(€) | 最大吸引力 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Romo P | DJI | 1,899 | 25,000 Pa | 魚眼+LiDAR、透明デザイン |
| Roborock S8 MaxV Ultra | Roborock | 約1,799 | 24,000 Pa | AI障害物回避、高性能モップ |
| Dreame X30 Ultra | Dreame | 約1,599 | 24,000 Pa | 自動洗浄ドック搭載 |
| Ecovacs Deebot X5 | Ecovacs | 約1,299 | 23,000 Pa | 高効率マッピング+音声操作 |
ここが良い・気になる点
良い点
- 高い吸引力とAIナビ性能
- 透明・半透明デザインの新鮮さ
- ドローン開発で培ったセンサー技術を応用
気になる点
- 価格が高め(€1,299〜€1,899)
- 米国・日本での発売未定
- バッテリー持続時間・サポート体制の情報が未公開
まとめ
DJIの新製品「Romo」は、単なるロボット掃除機ではなく、スマートロボティクス領域への新たな挑戦といえます。
ドローンで培ったセンシング技術と、デザイン性を融合した“ガジェット志向の家電”として注目。
今後のグローバル展開に期待が集まります。



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